人生まあるく

どうでもいいことやどうでもよくないことぽろぽろ

進化か創造か、バカか残酷か

庭の木がにょきにょきとのびて
道路に葉っぱを落とすようになったから
少し枝を刈り込んだ。すっきり。

そうしたら、
多分そこを住処にしていたであろう
小さな芋虫さんたちがころころと出てきて
行き場を探しているのか玄関の前を
集団でもぞもぞうろうろするようになった

そのままにしておくと踏んづけてしまいそうだし
申し訳ないけれど決して気持ちのよい
光景とは言えないので
"ごめんよ、公園にでも行って
新たな住処を探しておくれ"という気持ちで
彼らをほうきで追いやった。

芋虫たちにはなんの落ち度もない。
ただ、決まった姿で生まれて
本能のままに居場所を探しているだけ。
それなのに気持ちが悪い迷惑だと
一方的に疎まれる。

神さまがいるとして。
すべてを創造したのがその神さまだとして。
芋虫を気持ちの悪い姿に作ったのか…
それとも、本当は芋虫ってとても美しいのに
それを気持ち悪いと認識するように
人間を作ったのか。
どっちなんだろうね。
どちらにしても残酷だと思うんだけど。

あ、蛇に騙されてからそうなったとか
どこにも書いてない説をとなえるのはナシで。

猫や犬みたいに可愛らしい姿にするとか
はたまた芋虫を見てもキャーかわいい!と
思えるように人間を作るとか
いくらでもできたはずなのに。
しかも生き物すべてに生命を持たせた。

悪ふざけにもほどがあるでしょ。
結局は自分が楽しければいいんだよ。
きれいなもの、かわいいもの、
気持ち悪いもの、グロテスクなもの、
なんでも好き放題作りまくって生命を与えて
あとは死のうが生きようが関係ない。
"神さまがいて創造した"っていうのは
そういうことでしょ。

"人間を楽しませるため、私たちのため
数々のユーモアを持って創造してくださった"?
ふざけんなだよ。
ユーモアはあるかもね、
自己満足のユーモア。

もし本当に
創造主としての神さまがいるとしたら
自分勝手で残酷なやつだよ。
虫に生まれた、それだけで人間に踏み潰される。
人間に生まれた、それだけで、いずれ必ず死ぬ。
神さまは、いのちをなんとも思ってないよ。
そうじゃなきゃ、ただのバカじゃん。
日に何万匹と生まれて
何万匹と死んでく虫たちを、人間を
何も考えず生命に作ったバカだよ。

だから私は
神さまはいるかもしれないし
趣味でちょちょいとあれこれ
創造をしたのかもしれないけれど
そのあとのことはノータッチだと思いますね。
みんな死ぬ。
進化して成長しようが発達しようが
殺されようが寿命まっとうしようが
ぜんぜん気にしない。

私たちだって
子どもの頃作った粘土の人形
いつまでも大事に可愛がったりしないでしょ。
そんなもんなんだよきっと。

なにが言いたいかっていうと、
そこまで有難がって感謝して
永遠を捧げる必要はないよ。