人生まあるく

どうでもいいことやどうでもよくないことぽろぽろ

幸せのものさし

なんだか消化しきれない気持ちを
整理できないままぽつぽつと置いていく。

母とラインする用事があった。
最近どう?って聞かれたから
まあ家事と育児と仕事しかしてないし
もっと自分の時間がほしいかな、
みたいな、当たり障りのない愚痴を言った。

その言葉への返信が
"でもあなたは結婚して子供もいるんだから
総合的に幸せじゃないの!
結婚できない人も子供持てない人もいるんだから
贅沢言わないでがんばって^^"

まあだいたい毎回これ。
なにか愚痴るとでもあなたは幸せじゃないの、
恵まれてるじゃないの!ってこれ。
そしてその幸せじゃないの!の基準が
〖結婚していて子供がいること〗。
だから幸せなのよ!ってなにそれ。
思わず"じゃあなんで竹内結子は自殺したの?"
って訊いてしまった。

そしてあなたにだけは
幸せじゃないの!って決めつけられたくない。
毒親としてしっかり加虐してくださった名残は
子育てしていくごとになんでなんで?
なんで私はあんな育てられ方をしていた?って
疑問となってゆるゆるとわたしの首を
しめつづけているからね。
その加虐の当事者本人にだけは
あなたは幸せなはず!だなんて
決めつけてほしくない。

誰と比べてるのか知らないけれど
(まあ未だに楽園信じて
独身貫いてる人たちだろうけど)
結婚して子供産んだら、そうじゃない人よりは
絶対にハッピー✩贅沢言うな✩
っていうくそみたいな価値観と
自分のしてきたことやそれによって
こちらに様々なトラウマや弊害が
生まれている可能性を1ミリも考えないあたりが
さすが我が母というかんじで呆れるしかない。

人生の半分が終わったわたしが
人生の4分の3終わった母親を
今さら責める気もないのだけれども
そのまぬけな価値観を正しいと信じて疑わず
平気で振りかざす神経がどうしても理解できない。

たぶんわたしは謝って欲しいんだと思う。
あんな風に子育てしてごめん、
バカな宗教の教えを鵜呑みにしてごめん、
心身共に虐待してごめん、
だけどあなたが結婚して子供を産んで
幸せそうにしているのを見られてうれしい、
ほんとはそう言って欲しいんだと思う。
そしてなんならいい加減、
あの宗教のアホさに気づいて辞めてきてほしい。
けど多分そんな日はこないから
わたしがほんとに言って欲しい言葉をもらえる日も
永遠にこないんだと思う。

そして永遠に許さないまま
面倒いからと上辺だけの付き合いを続けて
母を見送って結局死ぬまで
なんにも変わらなかったねって言って
わたしも死んでいくんだろうな。

どうしようもない。
なにをどうしたって
母と話す機会がある限り
この思いはつづいてくんだろう。