人生まあるく

どうでもいいことやどうでもよくないことぽろぽろ

なんにもないけど

三浦春馬が自殺した。

この気持ちを、
なんと表現したらいいのかわからない。

特にファンだったわけではない。
好きか嫌いかと聞かれたら好き。
爽やかで真面目そうな好青年、
いつも画面の向こう側に
当たり前のように存在していた人、、
そんなかんじ。

そんな人が急に消えた。
自ら命を絶った。


美男美女に生まれたら、
まともな親のもとに生まれたら、
有名になれたら、
お金持ちになれたら、
それだけで普通の人より
人生イージーモードに
なるんじゃないかと思ってた。

どれも持っていない、
なんにも持ってないわたしは
それでも生き延びてる。
死にたいと思いながら。
消えたいと願いながら。

誰かが死のうと思った瞬間も
誰かが死んでしまった瞬間も
わたしはごはんを食べて
家事をして眠って疲れたなあと言って
なんにも知らずに生きていた。


"生きたいと願いながら
病気と闘っている人がいる"
"命を粗末にしちゃいけない"
"あなたが死にたかった今日は
誰かが生きたかった明日"

そんな言葉はくそくらえ。

自ら命を絶つことができた時点で
誰よりも重い病と
闘っていたんだと思う。

遂げられてよかったのかな。
楽になれたかな。
どうか安らかに。