人生まあるく

どうでもいいことやどうでもよくないことぽろぽろ

春休み

2020年4月。
突然、約1ヶ月の春休みをいただきました。

ええええ、コロナ禍とゆうやつです。
10年後のわたし、ちゃんと覚えてるかな。
マスクとトイレットペーパーが消えて
万でどうぶつの森買おうと思ってたら
まさかのもらえなかったコロナ禍だよ!
(と思ってたらひとり10万もらえることになった!)

仕事に関しては常日頃から
ああ辞めたい、行きたくないそして辞めたい…
としか思ってないから別にいいはずなんだけれど
いざ向こう側から来なくていいよ!って
唐突に言われるとなぜだか腑に落ちない気持ちと
多少のイライラもあり…ふしぎだね。

でもまあやっぱバスや地下鉄乗るの怖いし
6割だけど手当ておりるみたいだし
せっかくだからのんびりおうち時間を
満喫させてもらうことにしたよ。
で、さっそく、あれやこれやと
やりたいことを書き出してみた。

・断捨離とお片づけ
・節約ごはん作り
積読本読みまくり
・撮りためドラマの消費
・映画をたくさんみる

ほんとーに自分が好きでやりたいことのみ。
そして実際にこれを実行している。
朝の家事が終わったらソファでのんびり。
テレビに飽きたら好きな音楽かけながら
お片づけやお料理。最高か。
やっぱりわたしはおうち時間が大好きだし
もし叶うならこのだらだらした
どうしようもない生活でお金をもらいたい…
とか、ぼけーっと考えながら
ごはん作ってたんだけど
ふと気づいたら、あれ~これでいいのかな?
ほんとにこれで合ってるのかな?とか
脳の片隅が思いはじめてた。

のんびりしてるだけで別に悪いことはしてない。
会社に休みもらって、仕事がなくて、
外出も自粛だからおうち時間を過ごしてる。
それだけのこと。
そこに罪悪感なんて持つ理由はないはずなのに…
あれ?なんだろこのモヤモヤしたかんじ…。

で、気づいた。あの現象だ!!!
やりたくもないお勉強とやらに
時間を使いすぎてきた人生すぎて
好きなことだけしまくって過ごすことに
全然脳が慣れてない!!!
仕事があるうちはまだ、普段働いている!という
大義名分のもとそれなりに堂々とゆっくりできたけど
ほんとになんにもない現在のこの状況、
わたしの脳みそは受け入れきれてない!!!
好きなことだけする?ダメじゃない!?
そわそわそわそわ…

ってことに気づいたから、
いい機会だし自分の脳みそを
普通の感覚になじませることに
向かせてみようかな。
人生は本来、好きなことを
好きなだけしていいもんなんだよ!
仕事はまあ生きてくために仕方ないとしても、
好きでもない、やりたくもないことに
人生全部を支配されなくてもいいんだよ!
一度きりの人生、好きなことして
自分をかわいがって楽しく暮らそ!!

この騒ぎがおさまったら
こんな風にお休みできることも
きっと当分ないだろうし…
好きなことして楽しくこの1ヶ月を
乗り切ってこうかと思います!!

…とか言って、この頃肋間神経痛が
めちゃくちゃひどくなってんだけどね!
ストレスかよ!

悲しみ母ちゃん

うちの子は、かわいい。

そりゃあもうめちゃくちゃにかわいい。
親なんだからそう思うのは当然も当然、
まああたりまえのことなんだけどね。

上のちょっと反抗期に入ってきた11歳も
ものすごくかわいいのはもちろんだけど、
下の舌っ足らずな3歳児ちゃんは
今がとにかくいちばんかわいい時期と言っても
過言ではないくらいに愛らしくて。

カットバンのことをぱっとこんと言って
プレゼントのことをぷぜれんとと言って
しゃしゅしょがうまく発音できなくて
かもーつれっさ、すっすっすー♪と歌って
おかあさんだーいすき!と毎日言ってくれる3歳。

そりゃあもう目に入れても痛くないどころか
この子のためならあたしゃ今この瞬間にでも
喜んで命を捧げますよ!って
世界中に敬礼してみせたくなるほど愛おしい。

そんなうちの3歳児さまは
とにかくお風呂が大好き。
特にバブとかしゅわしゅわする入浴剤を
入れてはいるのがお気に入り。

入浴剤のことはたぶん聞こえたまんま同じ発音で
"ねんどくさい"って呼んでいる。
ちなみに保育園のみちこ先生のことは
これまた聞こえたまんまなんの疑いもなく
"いちご先生"って呼んでいる。

そんな3歳ちゃん、お風呂からあがるとき
毎度まいど「あ~きもちよかったあ~」って言う。

その言葉を聞くたびにわたしは
なんだかうれしいような悲しいような
モヤモヤするような複雑な気持ちになる。

この子が生まれてきてくれて、
あ~きもちよかったなあと思ってくれて
なんてうれしいんだろうという気持ちと、
こんな風に心から呟いてくれる
かわいくて愛しくて仕方ないこの子も
いつかはこの世から
いなくなってしまうんだなあという悲しみ…。

人間の致死率が100%なのはあたりまえ。
誰しもがいつかはいなくなる、わかってる。

だけど、自分で自分の世界一愛しいひと、
いつか死ぬ運命のひとをこの世界に
誕生させてしまったということの
重みと責任と悲しさとさみしさと
とにかくいろいろ複雑な感情が混ざりあって
かわいくてたまらないと思うたびに
もしや自分はとんでもないことを
しでかしてしまったんじゃないかと
どうしようもなくて発狂しそうになる。

とある事情があってわたしは自分が
死ぬことはないものと思っていたんだけど
その思想が崩壊して
自分がいつか死ぬという運命を受け入れたとき
あーこれで楽になったなあと思った。

たぶん、死ぬことは不幸なことじゃない。
生をたのしんで精一杯やりきったことの結果、
誰しもに訪れる着地点でしかないんだよね。

この子たちにも
いつか自分がその着地点に立つということを
おそれず悲しまずすんなりと受け入れ
そのときまで精一杯生きることを楽しんでほしいな。

お風呂に入って、あ~きもちよかった!って
たくさん言ってほしい。
たくさんおいしいものを食べて
たくさん恋をして、傷ついて立ち上がって
つよい心で自分の力で生きていってほしい。

わたしの願いは
どうかこの子たちより先にいけますように。
それだけだな。

この子たちが生まれてこれてよかったと
そう思って終えられる生涯を歩んでくれますように。

そう思うけど、
やっぱりまだちょっと悲しくてせつない。
母になるということには
こんな気持ちもついてくるんだなって
世界でいちばん大事なひとたちの
頭をなでながら今日も噛みしめてる。
そんな毎日です。